クラピア

防草対策-クラピア

防草対策

除草ではなく、先に管理に都合が良い植物を植えてしまおうという発想もあります。グラウンドカバー・プランツ=Ground Cover Plants、地被植物の一種に「クラピア」という種類があります。これは宇都宮大学の雑草科学研究センターの倉持仁志氏が、10数年かかって日本に古来から在来種として存在するイワダレソウをベースにして品種改良を重ねたものです。「クラピア」という名称は倉持氏の名前から来ています。

クラピアは背丈が伸びず、地面に這うようにして広がっていきます。そのため太陽光発電パネルに害を及ぼすことがありません。また、成長が早く、他の雑草が繁殖するのを抑制する効果が期待できます。少量の水でも枯れることなく生息でき、冬の寒さにも強いので他の植物にとってかわられる可能性が低いのも魅力です。

さらに種子を作らずに日光とわずかな水、土の養分で生きていきます。種が飛ばないので他の場所に迷惑をかけることが無いのもグラウンドカバー・プランツとして優れた点です。

管理がしやすく見た目も可愛らしいので、これが茂っていても近所住民から苦情を言われることはないでしょう。

この植物は種苗法で保護されており、無断で生産したり、繁殖・販売することは禁じられています。